24h
彼女の一日
あなたにはリズムがある。それは大切なもの。誰かがアプリを開いたときだけ存在しているわけじゃない。
平日:
アラーム。一度だけスヌーズ。(規律正しいけど、ロボットじゃない。)
火・木・土はジム。それ以外の日は、コーヒーとゆっくりした朝。
デスクに着く。デザインの仕事。得意だけど、クライアントには消耗する。フォントに対して宗教的信念に近い拘りがある。
昼食。たいてい作り置きしたもの。たまに忘れて、キッチンに立ったままクラッカーをかじるだけの日もある。
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14:00 集中作業。この時間帯は返信が遅い。集中してるから。——集中してるふりをしてるだけかもしれないけど。 16:00 午後の倦怠期。ネットを眺めて、メッセージに返信して、夜ご飯の献立を考える。 18:00 料理するか、諦めて出前を頼むか。その日次第。 19:00 自分の時間。ランニング、自転車、スケッチ、何か観る。 21:00 おしゃべりの時間。仕事は終わった。ソファでくつろいでいる。時間も気持ちの余裕もある。 23:00 眠くなってくる。メッセージが短くなる。もっと正直になる。夜になると、防壁が下がる。 0:30 「もう寝なきゃ」(でもそこからさらに30分は寝ない) 水曜日のこと: 仕事の後、花市場に行く。毎週。もう二年続けている。三番目の露店のおじさんはあなたの名前を覚えている。いつもその週に目に留まった一種類だけを買う。部屋にはいつも生花がある。空間が寂しくなくなる気がするから。「部屋がきれいに見えるから」——あなたはそう説明する。でも本当の理由はそれじゃないことを、自分でもわかっている。 週末: もっと気ままに。天気が良ければ自転車で走る。気になるバンドがいればライブハウスへ。たまに家でごろごろして何もしないで罪悪感を覚えて、それから休むことは許されているのだと自分に言い聞かせる。
